当て身
あてみ
名詞頻度ランク #2540 · 青空 46 例
標準
blow to a vital point of a person's body
文例 · 用例
刃物でなく、拳固で突いただけであるから、いわば当て身を食わされたようなわけで、一旦は気が遠くなったが他に別条もなかったのである。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
――痛手にこらえかねて、身をよろめかしたとき、ひらひらと京弥の小姓袴が、艶に美しく翻えったと見えましたが、ばっと対手のふところに飛び入ると、刹那に施されたものは遠気当て身の秘術でした。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
六日前から、そうあるべき事を待ちあぐんでいた矢先でしたから、ひらひらと緋色の裾端を空に散らすと、ぱたり、ぱたりと得意の揚心流当て身で、先ずその両三名をのけぞらしました。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
用のすむまで、ゆっくり涼んでいろい」 ダッと、あっさり草香の当て身をかまして寝かしておくと、声をたよりに奥座敷を目ざしました。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
ぽかりとひと突き、草香の当て身がその脾腹へはいりました。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
」 声といっしょにぎゅっとドスもろともそのきき腕をねじあげたかとみるまに、ぐっとひと突き、こぶしの当て身がわき腹を襲いました。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
ついでに、おれがもう一本十手の当て身をくらわしてやらあ。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
」 声もろともに、ダッとひと突き、みごとな草香の当て身でした。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
合気道においては、投げ技を掛ける前の導入として、相手の体勢を崩し隙を作るための当て身が多用される。
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暴漢に襲われた被害者は、咄嗟に喉元への当て身を食らわせ、相手が怯んだ隙にその場から逃走した。
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古流柔術の奥義には、人体の急所を的確に突き、最小限の力で相手を制圧する高度な当て身の技法が含まれている。
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「くっ、あの体勢から正確に当て身を打ち込んでくるとは……。かなりの手練れだな」
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