物惜しみ
ものおしみ
名詞動詞-サ変
標準
stinginess
文例 · 用例
山の祖神の翁はその冥通の力をもって、これはこの山は物惜しみする中年女の山なのではあるまいかと察した。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
」「私は物惜しみをする男ではありません。
— 太宰治 『清貧譚』 青空文庫
――物理的操作とはセコンドメートの口吻を借りたのである――そして、糞の分子と分子とがやや空隙を生ずる時において熱湯を――この時決して物惜しみしてチビチビあけてはならない、思い切って――どっと一時に打ちあけるのである。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
「戦争のためなら……」 とたいにしろ物惜しみをする筈もなかつた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
□物を粗末にしないことはよいが、物惜しみするな、勿躰ないも卑しいからといふ諺にあてはまるやうではいけない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
それにつゞく連嶺の聳え立つ果しなき山なみ、日頃隱されてゐる天然の藝術は、何の物惜しみもせずに、その幕を、人の目の前へ開展して來る。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
無論物惜しみをせず女に物資をくれてやり得らるるからではあるが、女に損を爲せないと云ふのが永井式やり方である。
— 生田葵山 『永井荷風といふ男』 青空文庫
今も、京阪にも東京にも言ふ、少量で、使ふにも気のへる様な程度なのを、たしないと言ふのは「足しない」ではなくて、物惜しみする意のたしの古意を存してゐるのであらうか。
— 折口信夫 『方言』 青空文庫
作例 · 標準
彼は金持ちだが非常に物惜しみで、寄付の依頼をいつも断っている。
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料理の腕を上げるには、材料を物惜しみせずに使うことが大切だ。
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彼女は知識を物惜しみせず、後輩たちに丁寧に教えてくれる。
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