熱弁
ねつべん
名詞頻度ランク #34062 · 青空 84 例
標準
impassioned speech
文例 · 用例
空しく結氷に遮されて南海シドニーの郊外に、涙を呑んで故国よりの吉報を待っておる探検隊一行の心中は、実に気の毒に堪えぬではないか」 をきっかけに熱弁を振うこと十五分、満場|悉く感動して、一人の声を出すものもなし。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
末弟、長女、次男、次女、おのおの工夫に富んだ朗読法でもって読み終り、最後に長兄は、憂国の熱弁のような悲痛な口調で読み上げた。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
人と対談しても、壇上にて憂国の熱弁を振うにしても、また酒の店でひとりで酒を飲んでいる時でも、腕に覚えの無い男は、どこやら落ちつかず、いやらしい眼つきをして、人に不快の念を生じさせ、蔑視せられてしまうものです。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
尾山の家は六畳、四畳半、廊下つきの家、瓦斯も電燈も四ケ月前に切られてゐる、ローソクを立てゝ詩に関して一同は熱弁をふるひ果てはアナアキスト詩人古谷典吉と大西三津三との激論になつた、二十二――ぢや何だな、大西君 君はしきりにアナアキズムを攻撃するが、 君は一体思想的には何主義を奉じてゐる詩人なんだ。
— 小熊秀雄 『託児所をつくれ』 青空文庫
勿論、演壇または青天井の下で山犬のように吠立って憲政擁護を叫ぶ熱弁、若くは建板に水を流すようにあるいは油紙に火を点けたようにペラペラ喋べり立てる達弁ではなかったが、丁度甲州流の戦法のように隙間なく槍の穂尖を揃えてジリジリと平押しに押寄せるというような論鋒は頗る目鮮ましかった。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
私は、提督がわが国建国以来の精神たる正義と人道との名において、この青年の志望に耳をかさんことを切望するものである」 ゲビスの熱弁は、すべての人を動かした。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
選挙の時など、彼の『万朝報』のスタッフを率いて応援演説に行くと、反対党は、彼の熱弁をおそれて戦慄したということである。
— 平林初之輔 『黒岩涙香のこと』 青空文庫
ペン、わたしがもしも女性から男性に変ったとしたら、貴方はやっぱりわたしに対して、今までのように憧れるかしら」 ペンは唖然として、バラの熱弁に叩かれていた。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
作例 · 標準
彼は環境問題について熱弁を振るい、聴衆を感動させた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
新しい企画のプレゼンテーションで、部長は熱弁をふるった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の熱弁は、会議室の全員を納得させる力があった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash