角瓶
かくびん
名詞
標準
rectangular bottle
文例 · 用例
」 主人は、憤激しているようなひどく興奮のていで、矢庭に座敷の畳をあげ、それから床板を起し、床下からウィスキイの角瓶を一本とり出した。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
」 と言って風呂敷から、トミイウイスキイの角瓶を一本取り出して、玄関の式台の上に載せた。
— 太宰治 『酒の追憶』 青空文庫
私は押入れから、半分ほどはいっているウイスキイの角瓶を持ち出し、「ウイスキイだけど、かまわないか」「いいとも。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
ほとんど彼ひとりで、すでに新しい角瓶の半分以上もやっているのだ。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
私は、四分の一くらいはいっている角瓶に、彼がまだ茶呑茶碗に飲み残して在るウイスキイを、注ぎ足してやっていると、「おい、おい。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
……」「なかったな」「糞」「おい、ウイスキーをこっちにも廻せよ、な」 相手は角瓶を逆かさに振ってみせた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
色々なものゝ中に交つて、紫色した小さい角瓶の眼藥が出てきた。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
吾輩は今、九大精神病学教室、本館階上教授室の、自分の卓子の前の、自分の廻転椅子に腰をかけて、ウイスキーの角瓶を手近に侍らして、万年筆を斜に構えながら西洋大判罫紙の数帖と睨めっくらをしている。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は書斎の棚に、ラベルの黄ばんだ古いウイスキーの角瓶を大切に飾っていた。
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彼は飲み終えたブランデーの角瓶に船の模型を入れ、見事なボトルシップを作り上げた。
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バーのカウンターには、様々な銘柄のジンやウォッカの角瓶がライトアップされて並んでいる。
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この醸造所では、昔ながらの製法で作った醤油を、レトロなデザインの角瓶に詰めて販売している。
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