いそいそ
いそいそ異読 イソイソ
副詞-と副詞動詞-サ変頻度ランク #31155 · 青空 673 例
標準
cheerfully
文例 · 用例
いつになく少しはにかんだような笑顔を見せて軽く会釈しながらいそいそ奥へはいった。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
「お半さん、お半さん」 「なによ、おじさん」 「石さんが帰って来たよ」 「まァ」 お半、喜んで、いそいそと立つ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
縁台に腰下ろすと女共いそいそと茶なぞ運んで来る。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
「まあー」とお光をかえり見て、T「お光ちゃん 仲蔵さんよ」 「まあ、仲蔵さん」とお光いそいそと出迎える。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
)と親しげに身を寄せて、顔を差し覗いて、いそいそしていうと、白痴はふらふらと両手をついて、ぜんまいが切れたようにがっくり一礼。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
」 と祖母も莞爾して、嫁の記念を取返す、二度目の外出はいそいそするのに、手を曳かれて、キチンと小口を揃えて置いた、あと三冊の兄弟を、父の膝許に残しながら、出しなに、台所を竊と覗くと、灯は棕櫚の葉風に自から消えたと覚しく……真の暗がりに、もう何んにも見えなかった。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
見知りたる女にあらねど、うつくしき顔の笑をば含みたる、よき人と思いたれば、怪しまで、隠れたる児のありかを教うるとさとりたれば、いそいそと従いぬ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
きょうは、あんな、意地悪くポチの姿を見つめるようなことはしないので、ポチも自身の醜さを忘れて、いそいそ私についてきた。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はデートに向かって、いそいそと支度を始めた。
子どもたちは遠足当日、いそいそと弁当を詰めている。
駅到着後、乗客たちはいそいそと階段を上った。
朝日が昇ると、鳥たちはいそいそと活動を開始する。