物皆
ものみな
名詞
標準
文例 · 用例
そこで詩人が歌うように、若き日には物皆悲しく、生きることそれ自体が、既に耐えがたい苦悩なのである。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
一切の物皆然る以上は、人々豈獨り能く理範數疇を脱せんやである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
無機物有機物皆然るので有る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
冬は冷ゆるの意で、其の語は直に物皆凝凍收縮の象をあらはして居る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
秋の語は明らかなること、空疎清朗なることを語つてゐるので、林空しく天明らかに、氣象清澄の状と、物皆歸するところへ歸せんとするの勢とを示して居るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
物皆時あり、至醜のものと雖も小美の時無くばあらず。
— 幸田露伴 『東西伊呂波短歌評釈』 青空文庫
無機物有機物皆そうなのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
秋の語は明らかなこと、空疎清朗なことを語っているので、林|空しく天明らかに気象|清澄の状態と、物皆帰するところへ帰ろうとする勢を示しているのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫