道幅
みちはば
名詞頻度ランク #36017 · 青空 151 例
標準
width of a road
文例 · 用例
この道幅の狭い軒端のそろわない、しかもせわしそうな巷の光景がこの琵琶僧とこの琵琶の音とに調和しないようでしかもどこかに深い約束があるように感じられた。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
道幅二間ばかりの寂しい町で、(産婆)と書いた軒燈が二階造の家の前に点ている計りで、暗夜なら真闇黒な筋である。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
見渡せば、見まわせば、赤土の道幅せまく、うねりうねり果しなきに、両側つづきの躑躅の花、遠き方は前後を塞ぎて、日かげあかく咲込めたる空のいろの真蒼き下に、彳むはわれのみなり。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
中にあの三|間間口一杯の布袋が小山のような腹を据えて、仕掛けだろう、福相な柔和な目も、人形が大きいからこの皿ぐらいあるのを、ぱくりと遣っちゃ、手に持った団扇をばさりばさり、往来を煽いで招くが、道幅の狭い処へ、道中双六で見覚えの旅の人の姿が小さいから、吹飛ばされそうです。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
それ、自動車が來たぜ、と婦まじりで、道幅が狹い、しば/\縁臺を立つのだが、俥は珍らしいほどである。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
道幅もやゝ傾くばかり、山の手の二人が、さいはひ長棹によらずして、たゞ突き出された川筋は、むかしにくらべると、(大)といひたい、鐵橋と註し、電車が複線といひたしたい。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
何しろ道幅が狭いので、家|毎にユラユラと震動して、子供なぞは悲鳴をあげながら怯えた位であった。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
私有道路らしく道幅を狭めて貨物を横たえているが、陸側は住居附きの蔵構えの問屋店が並び、河岸側は荷揚げ小屋の間にしんかんとした洋館が、まばらに挟っている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
作例 · 標準
この辺りは道幅が狭いので、対向車とすれ違う時は注意が必要だ。
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都市開発によって道幅が広がり、歩行者の安全が確保されるようになった。
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道幅いっぱいに広がって歩く学生たちに、少し困惑した。
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