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霊通

れいつう
名詞
1
標準
文例 · 用例
「夢殿と申しまして、以前は寺院楽と黙行の修行所に当てて居りましたのですが、最近では此処で、推摩居士が祈祷と霊通を致すようになりまして……」 そこには、黒漆塗の六枚厨子扉があって、青銅で双獅子を刻んだ閂の上には、大きな錠前がぶら下っていた。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
霊通信 さて、ここでお話を少し前に戻して、明智の帰京の原因となった、福田家の奇怪な出来事(だが、それは決して犯罪と名づける程の取りとめた事件ではなかった)について、語らねばならぬ。
江戸川乱歩 魔術師 青空文庫
云うまでもなく、福田氏はそんなことが起り始めてから、就寝前の戸締りを一層念を入れて厳重にしたのだけれど、幽霊通信には、戸締りなんか邪魔にならぬと見えて、何の甲斐もなかった。
江戸川乱歩 魔術師 青空文庫
一同が幽霊通信に慣れてしまって、寧ろ曲者の巧みな暗示にかかって、油断し切っていたその夜、正しくは十一月十七日の深夜、予告の日限に先だつこと三日にして、突如、戦慄すべき大犯罪は行われたのである。
江戸川乱歩 魔術師 青空文庫
というのは、賊は昨日最後の1という通告を発して置きながら、どういう訳か、更らに今日も、妙な幽霊通信を送って来たのだ。
江戸川乱歩 魔術師 青空文庫