共進会
きょうしんかい
名詞
標準
competitive exhibition
文例 · 用例
へい、金沢へ、なるほど、御同様に共進会でございますか」「さようさ、共進会も見ようと思いますが、ほかに少し。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
団十郎、菊五郎、左団次は勿論、家橘、芝翫、高助、福助、秀調、海老蔵、小団次、松助に、大阪方の璃寛、右団次を加えたる大一座にて、俳優の共進会と称せらる。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
二三年前、O市に水産共進会があって、その際、金牌を獲ち得たこの金魚の名品が試験所に寄附されて、大事に育てられているのだ。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
加奈子は裸の赤ん坊の温気で重量器の磨き上げた真鍮の鎖が曇るストックホルムの優良児の奨励共進会を思い出した。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
明治四十三年の四月、桜の真盛りに、福岡市の洲崎お台場の空地(今の女専所在地)で九州沖縄八県聯合の共進会があった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
上に述べた金作りの鶏や、銀作りの猫も、かかる動物共進会の節用いられた事もあろう。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
この俳優の共進会には、わたしの家内の者も例によってみな見物に行った。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
(共進会)」一九〇八・二・一〇とあり、文部省へ行って久留課長の紹介で某氏に会い名古屋へ出張して、県庁から共進会建築設計のために、嘱託辞令を受け、「旅費三十六円八十銭東京私宅へ郵送の約」などあるところを見ると、四十歳ばかりの父はまだ当時文部省につとめていたと見えます。
— 宮本百合子 『父の手帳』 青空文庫