三本足
さんぼんあし
名詞
標準
three legs (two legs and a cane)
文例 · 用例
しかしその合理的な三本足よりも不合理な四本足が最も普通に行なわれているのは何ゆえであろうか。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
数の勘定には十進法の数字だけあればそれでよいというのは、言わば机の三本足を使う流儀であって、これに一見無用な干支を添えるのは用心棒を一本足した四本足を採用する筆法である。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
謝肉祭のむちは、赤くぬった、木の三本足で、お花たちの中を飛びまわって、トントンと、床をふみ鳴らしました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『イーダちゃんのお花』 青空文庫
それで、コクリが何故動くかと云うに、それは、一、三本足の装置が動揺し易きこと二、動物の常性として手の動揺を伝える習慣性の規則に因って回転を助くること三、心性の自動作用と刺戟に応じて起る無意識作用である と説明すればいいだろう。
— 田中貢太郎 『狐狗狸の話』 青空文庫
いちばん奥には炭を焚いている小さな火鉢があり、そのわきに、三本足の木の椅子に座ったひょろ長い老人がいて、両のこぶしの上に顎を載せ、肘を膝につけて、火のなかをのぞき込んでいた。
— THE MAN WITH THE TWISTED LIP 『唇のねじれた男』 青空文庫
しづかな青白い停車場である …………待合室の長椅子のビロードの毛の中に魂のかけらをみんな忘れてゆく停車場である三本足の人間だらり乾物の棒だ。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
例によって夜食の御馳走になって、それから下座敷の広間に案内されると、床の間には白い躑躅があっさりと生けてあるばかりで、かの三本足の蝦蟆将軍はどこへか影をひそめていた。
— 岡本綺堂 『火薬庫』 青空文庫
この箱のなかに祭ってあるものは……三本足の青い蝦蟆です。
— 岡本綺堂 『青蛙神』 青空文庫
作例 · 標準
足を怪我して松葉杖をついている弟の姿を見て、母が「あら、三本足になって大変ね」と笑った。
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「三本足の古い机が倉庫の奥に眠っていたが、ガタついていて使い物にならなかった」
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伝説に登場する三本足の八咫烏(やたがらす)は、導きの神として信仰の対象となっている。
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