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胸毛

むなげ
名詞
1
標準
chest hair
文例 · 用例
「あ、」と離すと、爪を袖口に縋りながら、胸毛を倒に仰向きかゝつた、鸚鵡の翼に、垂々と鮮血。
泉鏡太郎 印度更紗 青空文庫
そこでいつものように、フッフッと息をかけて、紅雀の胸毛で上を軽くこすりました。
宮沢賢治 貝の火 青空文庫
就中、ねうちものは、毛卷におしどりの羽毛を加工するが、河蝉の羽は、職人のもつとも欲するところ、特に、あの胸毛の火の燃ゆる緋は、魔の如く魚を寄せる、といつて價を選ばないさうである。
泉鏡太郎 木菟俗見 青空文庫
其處には山椿の花片が、此のあたり水中の岩を飛び岩を飛び、胸毛の黄色な鶺鴒の雌鳥が含みこぼした口紅のやうに浮く。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
両膚脱の胸毛や、大胡坐の脛の毛へ、夕風が颯とかかって、悚然として、皆が少し正気づくと、一ツ星も見えまする。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
沖の漁火を袖に呼んで、胸毛がじりじりに仰天し、やあ、コン畜生、火の車め、まだ疾え、と鬼と組んだ横倒れ、転廻って揉消して、生命に別条はなかった。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
それからまたしばらくするとおしどりたちはくちばしを胸毛の中に収めて、黝い丸い眼をおのおのとじた。
新美南吉 おしどり 青空文庫
あの声がキイと聞えるばかり鳴き縋って、引切れそうに胸毛を震わす。
泉鏡花 二、三羽――十二、三羽 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分のワイルドなイメージを強調するために、シャツのボタンを開けて胸毛をのぞかせている。
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胸毛が濃いのが悩みなんだ」と、彼は鏡を見ながらため息をついた。
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海辺で日光浴をしている彼の立派な胸毛は、周囲の目を引くほどのボリュームだった。
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