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次室

じしつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
肩を引いて、胸を反らして、おっくらしく、身体で開けるようにして、次室へ入る。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
お光が……」 半次何事ならんと児分と共に次室へ、 大吉、眼の玉一つ動かさず、まだ何事か考えて居る。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
次室 舌噛んで死んだお光。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
――その姉と言うのが、次室の長火鉢の処に来ている。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
病人が人に接するのを嫌うからとて、食事は膳部の者が次室まで運んで置き、それを豎牛が病人の枕頭に持って来るのが慣わしであったのを、今やこの侍者が病人に食を進めなくなったのである。
中島敦 牛人 青空文庫
あたしお次室に坐っていると、書生部屋で二人が大声でいい争っているのがよく聞こえるのでしょう。
甲賀三郎 ニッケルの文鎮 青空文庫
二人が入ってしまうと、あたし次室で聞き耳を立てて居たんだけれども、大分しんみりした話と見えて、ちっとも聞こえないの。
甲賀三郎 ニッケルの文鎮 青空文庫
その後で、士官次室へ招待されて皆で出かけたら、浴衣がけで、ソフアにゐた連中が皆立つて、僕たちの健康とSの結婚とを祝してくれた。
芥川龍之介 軍艦金剛航海記 青空文庫