八つ当たり
やつあたり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
venting one's anger (on someone or something)
文例 · 用例
父は絶望の八つ当たりに、先夜の約束を反古にし、わが子の恋をも無二無三に踏みにじってしまうかもしれない。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
からだ持ち扱っているんですから、人助けだと思って相手になっておくんなさいよ」 あちらへ当たり、こちらへ当たって、八つ当たりに鳴らしていると――、玄関先に声がありました。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
」 不意に表玄関先で、けたたましく言いどなった声がありましたものでしたから、おこり上戸の伝六が八つ当たりに爆発させました。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
へえい、ただいま――」 声を押し分けながら、八つ当たりに当たり散らして、黙然とあごをなでなで待ちうけていた名人の前へがちゃがちゃと駕籠を止めさせながらようやくに姿を見せたのは、寺社奉行所へお断わりにいった伝あにいです。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
松ちゃんせッせとしないと、また八つ当たりでおいでるよ」 奥の一間には母子の問答次第に熱しつ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
この宿場で八つ当たりに当たり散らして行った将軍|御召馬のうわさはその時になってもまだ尽きなかった。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
夫人の散歩のお供をして行けば、やれ天気がどうの、舗道がどうのと言って、やつあたりの小言を喰う。
— スペードの女王 『世界怪談名作集』 青空文庫
そしてますます理性を失ったものの如く良人を罵詈し、小さな動物にまでやつあたりし出した。
— 細井和喜蔵 『モルモット』 青空文庫
作例 · 標準
仕事のストレスで、つい家族に八つ当たりしてしまった。
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彼は機嫌が悪いと、すぐに人に八つ当たりする傾向がある。
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自分の失敗を棚に上げて、他人に八つ当たりするのはやめるべきだ。
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