上手物
じょうてもの
名詞
標準
quality goods
文例 · 用例
志野は下手物とか上手物とかの戸籍を極める必要はないと思う。
— 北大路魯山人 『志野焼の価値』 青空文庫
このように本場の空虚になった原因は、日本人に上手物を選抜されたことと、その後は欧米人にも選り取られた結果である。
— 北大路魯山人 『料理と器物』 青空文庫
あのわずかな「上手物」は美しい場合でも、どこかに病いが見え、夥しい「下手物」は粗末な場合でも、どこか健かである。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
そうして「上手物」が正しい美を得ることは至難であると。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
そうして「上手物」に美しいものがある場合は、それが作の心において、また工程において、「下手物」と全く共通した基礎に立っている時に限るということを。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
これに対し、「上手物」というのは少数の富貴の人のために、美術的意識から少量に作られる高価な器物を指すのである。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
作はすでに「下手物」たることを去って「上手物」に移っている。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
「下手物」に彼の鑑賞が及びながら、作為ある「上手物」に彼の製作が終ったからということができる。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
作例 · 標準
この店は、職人が作った上手物を数多く取り扱っている。
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彼女は、美術品を見る目があり、いつも上手物を見つけるのが得意だ。
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この織物は、まさに芸術品のような上手物ですね。
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