金閣
きんかく
名詞
標準
golden pavilion
文例 · 用例
通りすがりの旅人が金閣寺を見物しようとするには案内の小僧は甚だ重宝なものであるが、本当に自分の眼で充分に見物しようとするには甚だ不都合なものである。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
東山時分から高慢税を出すことが行われ出したが、初めは銀閣金閣の主人みずから税を出していたのだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
黒谷とか金閣寺とかいう所へ行くと、案内の小僧さんが建築の各部分の什物の品々の来歴などを一々説明してくれる。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
黒谷や金閣寺の案内の小僧でも、始めてあの建築や古器物に接した時にはおそらくさまざまな深い感興に動かされたに相違ない。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
京の金閣寺をごらうじましたか、で見ぶつをしたばかり。
— 泉鏡太郎 『鳥影』 青空文庫
○六月、市川九蔵は七代目市川団蔵と改名し、明治座に出勤して「金閣寺」の松永大膳を勤む。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
東山時分から高慢税を出すことが行はれ出したが、初めは銀閣金閣の主人みづから税を出してゐたのだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
芝居でする金閣寺の雪姫、あの芝居の真似事をいたしまして、わたくしがお姫様の姿で桜の木にくくり付けられて、足の爪先で鼠をかきますと、たくさんの鼠がぞろぞろと出て来て、わたくしの縄を食い切るのでございます。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫