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盗律

とうりつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
『唐律』卷第十九(賊盜律三)の規定では、諸強盜不得財。
桑原隲藏 支那人間に於ける食人肉の風習 青空文庫
となつて居るが、『明律』(卷十八、賊盜律)の強盜に對する處分は、今一段と嚴重で、概して斬罪に行ふ。
桑原隲藏 支那人間に於ける食人肉の風習 青空文庫
その名例律の十惡の惡逆の注に、謀殺祖父母・父母といふ一句はあるが、かかる行爲に科する實刑を掲ぐべき賊盜律(一)には、諸謀殺期親尊長・外祖父母・夫・夫之祖父母・父母者皆斬。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
然るに『唐律』を母法とせる我が『養老律』の賊盜律(『律疏殘篇』【賊盜律第七】所載)には、凡謀殺祖父母・父母・外祖父母・夫・夫之祖父母・父母者皆斬。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
私は當初『唐律』賊盜律の脱落かと疑つたが、『通典』(卷百六十五、刑典三)や『宋刑統』(卷十七)に載せてある唐の律文にも、『唐律』と同樣に謀殺祖父母・父母の文句が見えぬ所から推すと、『唐律』の本文に、最初から親殺しの條項を缺いたものと斷定せなければならぬ。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
それを母法とせる我が名例律の八虐中の惡逆の註に、同一の文句を使用する以上、賊盜律の條項に、謀殺祖父母・父母の文句を掲げても、不都合とは考へられぬ。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
否法律を完備する爲には、賊盜律にこの文句を補足する方が當然である。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
賊盜律を見ても、謀殺期親尊長(伯叔父母・兄※)の罰は遠流で、『唐律』の斬に比すると二等輕い。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫