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拱手傍観

きょうしゅぼうかん異読 こうしゅぼうかん
名詞動詞-サ変
1
標準
stand idly by and watch
文例 · 用例
ポリネシア式の優柔不断が戦争を容易に起させないであろうことを唯一の頼として、拱手傍観している外はないのか?
中島敦 光と風と夢 青空文庫
かい潜る度に、新しい縄の取手に追いかけられる近代人は、拱手傍観の態度で日を送ることなど、今は夢である。
横光利一 欧洲紀行 青空文庫
機会は次々と齎らされていたのに――会津救援には何を措いても駈けつけるべきであったのに――拱手傍観を強いられた彼らは、むざむざと数百の生命を屠らしたではないか。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
泰西諸強国は、つねに国家の事業として、あるいは国庫の保護をもって、未開地の探検に従事せしめ、勢力扶植に汲々たるに、帝国ひとり拱手傍観の状あるは、真に千古の遺憾にあらずや。
日野強 新疆所感 青空文庫
さかまく水勢をながめて、拱手傍観のありさま。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
しかもあれほど太子を讃仰した筈の諸臣の殆どすべてが、遺族の全滅に直面してはただ拱手傍観、入鹿の暴虐を黙視していたのみであった。
亀井勝一郎 大和古寺風物誌 青空文庫
拱手傍観してその崩壊を眺めているより他に術はないのだ。
亀井勝一郎 大和古寺風物誌 青空文庫
いい換えれば、意識的な拱手傍観の生活である。
ЗАПИСКИ ИЗ ПОДПОЛЬЯ 地下生活者の手記 青空文庫