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追分

おいわけ
名詞
1
標準
forked road
文例 · 用例
隣りに言葉|訛り奇妙なる二人連れの饒舌もいびきの音に変って、向うのせなあが追分を歌い始むれば甲板に誰れの持て来たものか轡虫の鳴き出したるなど面白し。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
須走は鎌倉街道ではあるが、山の坊という感じで、浅間山麓の沓掛や追分のような、街道筋の宿駅とは違ったところがある。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
追分の通りの片側を田舎へ避難する人が引切りなしに通った。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
帰りに追分辺でミルクの缶やせんべい、ビスケットなど買った。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
六番目は誰です」 「追分け三五郎」 「七番は」 「尾張の大野の鶴吉」 「八番は」 「尾張の桶屋の吉五郎」 「九番は」 「三保の松五郎」 「十番は」 「問屋場の大熊」 「十一番は」 「よせやい、爺っつあん。
山中貞雄 森の石松 青空文庫
帰りの汽車が追分辺まで来ると急に濃霧が立籠めて来て、沓掛で汽車を下りるとふるえるほど寒かった。
寺田寅彦 高原 青空文庫
それだから追分が何時でもあわれに感じらるる。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
落葉を浮かべて、ゆるやかに流るるこの沼川を、漕ぎ上る舟、知らずいずれの時か心地よき追分の節おもしろくこの舟より響きわたりて霜夜の前ぶれをか為しつる。
国木田独歩 たき火 青空文庫
作例 · 標準
例句