満水
まんすい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
full to the brim with water
文例 · 用例
唯おくものかと、その奥様ちゅうがや、梅雨ぶりの暗の夜中に、満水の泥浪を打つ橋げたさ、すれすれの鉄橋を伝ってよ、いや、四つ這いでよ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
やがて曇った夜の色を浴びながら満水して濁った川は、どんと船を突上げたばかりで、忘れたようにその犠を七兵衛の手に残して、何事もなく流れ流るる。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
一時間して船渠が満水になっても、喬介はまだ帰らない。
— 大阪圭吉 『カンカン虫殺人事件』 青空文庫
軈て船渠が満水になると、渠門は開かれて天祥丸は小蒸汽で曳き出される。
— 大阪圭吉 『カンカン虫殺人事件』 青空文庫
自家用の堀だから、深くない、底に小石を敷き、山の清水をとりいれてめぐらしたものだから、キレイに澄んでいて深さよりも浅く見えるかも知れないが、雨後の満水時でも腰よりも深いとは思われない。
— その六 暗い哉 東洋よ 『安吾人生案内』 青空文庫
彼が江州の草津辺を帰るころは、そこにも満水の湖を見て来た。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
事実この台風は、その日すでに功徳を示して、南九州の電源地帯には、平均四十ミリの雨を降らし、ダムの水位が満水時の六割から七割にまで回復したのである。
— 中谷宇吉郎 『亡び行く国土』 青空文庫
いちどプールを満水にすると、石田氏の月給の四分の一がすっ飛ぶというのでは、将来、この家に住むようになったら、石田家の家計は、ものすごい痙攣を起こすのだろうと思われた。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
作例 · 標準
ダムは豪雨の影響で満水になった。
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プールを満水にするには、約半日かかる。
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バスタブを満水にして、ゆっくりと湯船に浸かった。
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