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陪音

陪音
名詞
1
標準
文例 · 用例
要は結局エイゼンシュテインが視覚的|陪音と呼び、あるいはむしろ視覚的|結合音と呼ばるべきものを生み出すにあるのである。
寺田寅彦 映画芸術 青空文庫
このように静的なものの律動的配合によってさえ非常に動的な陪音を生じうるのであるから、動的なものの結合からさらに高次元的に動的な効果が生まれうるのは当然である。
寺田寅彦 映画芸術 青空文庫
二つのものを衝き合わせることによって、二つのおのおのとはちがった全く別ないわゆる陪音あるいは結合音ともいうべきものを発生する。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
句を読むものが舌頭に千転する間にこの障壁が消えて二つのものが一つになりいわゆる陪音が鳴り響く。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
連歌に始まり俳諧に定まった式目のいろいろの規則は和声学上の規則と類似したもので、陪音の調和問題から付け心の不即不離の要求が生じ、楽章としての運動の変化を求めるために打ち越しが顧慮され去り嫌い差合の法式が定められ、人情の句の継続が戒められる。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
……」 彼らが口にすることは、主題や副主題、陪音や結合音、九度の連結や長三度の連続、などばかりだった。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫