五七日
ごしちにち
名詞
標準
35th day after a person's death
文例 · 用例
一つには、可愛い盛りで死なせた妹のことを落ちついて考えてみたいという若者めいた感慨から、峻はまだ五七日を出ない頃の家を出てこの地の姉の家へやって来た。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
爰許今朝出馬、黒石通り、中野村迄帰程、様子相尋候処、五七日内には出艦手筈難及由に付、午刻より又々弘前行相催す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
実は善福寺さんとの打合せでは五七日忌前に埋骨する手筈になっていたけれど、持病のレウマチスで姑が臥せりがちだったし、それにかまけてとかく気がすすまない様子なので、ついこれまで延びてしまった。
— 矢田津世子 『茶粥の記』 青空文庫
茫々と吉田の大人に過去の見えそれよりも濃く我に現る 寛先生歿後、先生と晩年十五年間親交を続けた説文学者吉田學軒氏は五七日に当つて夫人に一詩を呈した。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
それだのに、何故ああも急にお没くなりになったのでしょうか」とはや五七日も過ぎ、白木の位牌が朱塗の豪奢なものに変えられた日の事であった。
— 小栗虫太郎 『絶景万国博覧会』 青空文庫
大阪中の隅から、隅まで――それは、その町内の人が、気にもとめないところに、おもしろい話もあろうし、其話に対する、私流の批判――神武天皇東征の時から、明治まで――こういう事は、私の得手では無いが、毎月五七日、大阪へきて、こつこつと調べ、読む事位は、私の為、大阪の為、私の故郷に対して、勉めてもいい。
— 直木三十五 『大阪を歩く』 青空文庫
二日に四七日があり十日が五七日で御法事があります。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
三七日 八月十三日四七日 八月二十日五七日 八月二十七日六七日 九月三日七七日 九月十日百ヶ日 十月三十一日 これは當時谷口が僕に書いて渡しておいてくれた紙ぎれの寫しである。
— 芥川龍之介の囘想 『二つの繪』 青空文庫
作例 · 標準
五七日の忌明けを迎えるまで、派手な祝い事は慎んで静かに過ごす。
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親戚から預かったお供え物を持って、五七日の法事に参列する。
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五七日を過ぎて、ようやく遺族の表情にも少しずつ明るさが戻ってきた。
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