恩返しをする
おんがえしをする
表現動詞-サ変-する
標準
to return a favor (favour)
文例 · 用例
そして、とうとうこの不快を取り除く第一の手段は、早く恩返しをすることだと考え付いた。
— 菊池寛 『恩を返す話』 青空文庫
「でも、御隠居さんが今度出て来て下すって、ほんとに私はうれしい」とお力は半分独りごとのように、「私のようなもののところへも、御恩返しをする日が来たような気もしますよ。
— 島崎藤村 『食堂』 青空文庫
青天白日の身になった暁、きっと恩返しをするからという意味の依頼もあった。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
今に恩返しをする時もあるだろうと思うからさ」 六十九 同じような仕事の続いて出ていた三月ばかりは、それでもまだどうか恁かやって行けたが、月が四月へ入って、ミシンの音が途絶えがちになってしまってからは、お島が取かかった自分の仕事の興味が、段々裏切られて来た。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
今に恩返しをする時もあるだろうと思うからさ」六十九 同じような仕事の続いて出ていた三月ばかりは、それでもまだどうか恁かやって行けたが、月が四月へ入って、ミシンの音が途絶えがちになってしまってからは、お島が取かかった自分の仕事の興味が、段々裏切られて来た。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
手白と愛護との接触が、鷲にさらはれる猿を救うたときから始まつて、猿の親子揃うて人間に化けて、若に恩返しをする。
— 折口信夫 『愛護若』 青空文庫
「途中に大きな災難がありますが、これは秦の姉が大恩を受けておりますから、きっと恩返しをするのでしょうから、まちがいはないでしょう。
— 蒲松齢 『阿英』 青空文庫
今までお世話になった御恩返しをするのはこれからだと沢次は立派な口をきいていたが、一年二年とたつ中いつか公然と待合にも泊る。
— 永井荷風 『雪解』 青空文庫