ピリン
ピリン
名詞
標準
pyrine
文例 · 用例
アスピリンをどっさり呑めば、けろっとなおるのだが。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
「ここにアスピリンと書いてあってよ――」 こころみに噛んで味ってみる迄もなく、なる程アスピリンに違いなかった。
— ――夫婦哲学―― 『花嫁の訂正』 青空文庫
アスピリンをどつさり呑めば、けろつとなおるのだが。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
杉野さんから、アスピリンをもらってのむ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
薬は、アスピリンという、よく熱をとる薬だそうである。
— 新美南吉 『川』 青空文庫
兵太郎君はかぜをひいたのがもとだから、このアスピリンで熱をとれば、すぐなおってしまうと、音次郎君は、医者のように自信をもっていった。
— 新美南吉 『川』 青空文庫
老妻が歯痛をわずらい、見かねて嘉七が、アスピリンを与えたところ、ききすぎて、てもなくとろとろ眠りこんでしまって、ふだんから老妻を可愛がっている主人は、心配そうにうろうろして、かず枝は大笑いであった。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
……湿つた劇薬の結晶、アンチピリンの(頓服剤の)、粉末のやうに――それがまた青白い瓦斯に映つて弊私的里の発作が過ぎた、そのあとの沈んだ気分の氛囲気に落ちついた悲哀の断片がしみじみと降りしきる。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
作例 · 標準
ピリン系解熱鎮痛剤は、アレルギー反応を起こすことがある。
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かつてはピリンが広く医薬品として使われていた時代もあった。
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この薬には、ピリンは含まれていませんのでご安心ください。
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ウィキペディア
ピリン(Pilin)は、細菌の性繊毛や線毛を構成する繊維タンパク質の一種である。細菌の性繊毛は接合による細菌個体間での遺伝物質の交換で使われる。線毛は性繊毛より短く、細胞の付着機構に関わる。全ての細菌が性繊毛と線毛のどちらかを必ずしも持つわけではないが、普通、病原細菌は線毛を有しており、宿主細胞への付着に利用する。グラム陰性細菌の場合、一般的に性繊毛を有しており、個々のピリンは非共有結合のタンパク質間相互作用で繋がり性繊毛を構成する。対して、グラム陽性細菌の性繊毛はピリンの重合体であり、共有結合で繋がっている。
出典: ピリン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0