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矢庭

やにわ
名詞
1
標準
archery range
文例 · 用例
矢庭に腕をのばして、机上の小雀をむずと掴み、「そんな氣のきいた事を言はせないやうに、舌をむしり取つてしまひませう。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
福慈の神に出会い一目それをわが娘と知るや無我夢中になってしまって、矢庭に掻き抱こうとした旅塵の掌で、危うく白妙の斎の衣を穢そうとして、娘に止められて気が付いたほどである。
岡本かの子 富士 青空文庫
女を見ると、矢庭に弓矢を女に向けて張った。
岡本かの子 富士 青空文庫
」 待構へてゐた二人の侍は押取刀で矢庭に襖をあけた。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
いまはもう、胸がどきどきして顔が赤らむどころか、あんまり苦しくて顔が蒼くなり額に油汗のにじみ出るような気持で、花江さんの取り澄まして差出す証紙を貼った汚い十円紙幣を一枚二枚と数えながら、矢庭に全部ひき裂いてしまいたい発作に襲われた事が何度あったか知れません。
太宰治 トカトントン 青空文庫
矢庭にこの写真を、破って棄てたい発作にとらわれるのだが、でも、それは卑怯だ。
太宰治 小さいアルバム 青空文庫
」口早に言って花束を手渡してやっても、あの子はぼんやりしていますので、私は、矢庭にあの子をぶん殴りたく思いました。
太宰治 兄たち 青空文庫
あ、ちょっと、と言って、私は飛鳥の如く奥の部屋に引返し、ぎょろりと凄くあたりを見廻し、矢庭にお膳の寒雀二羽を掴んでふところにねじ込み、それからゆっくり玄関へ出て行って、「わすれもの。
太宰治 チャンス 青空文庫
作例 · 標準
弓道部は、放課後になると毎日矢庭で練習に励んでいる。
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昔の武士は、矢庭で弓の腕を磨いたのだろう。
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新しい矢庭が完成し、地域住民も弓道を体験できるようになった。
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