色漆
いろうるし
名詞
標準
文例 · 用例
階下と二階の戸袋は化粧塗りの、漆喰細工で、階下は家号を浮きあがらせた黒地に白、二階は色漆喰の細工物で波に日の出)(安孫子屋の角柱の処に菊の鉢が一つ置いてある。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
材料は色漆と密陀僧で、画境が幻想的であるうえ、厨子という工芸品のため、多分に装飾的でかつ象徴的になっている。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
横巾一尺五寸近くの楕円の櫃でありますが、その蓋の上に大まかに色漆で牡丹の模様を描きます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
堂々たる大型で、欅の材を太々と使い、これに蝋色漆を塗ったりまた黒柿の内縁を入れたりします。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
色漆を用いて雲形の斑紋を作り、それを研ぎ出して仕上げます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
赤や青や黄や黒などの色漆と、金、銀の箔を塗り込んで、これを研ぎ出したものであります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
とりわけ「金唐革」と呼ぶものが有名で、金泥や色漆を用い模様を高く浮き出させた鞣革であります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
この町に「八雲塗」なるものがあって、色漆で模様を内に沈め、これを研ぎ出す手法を用います。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫