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頓に

とみに
副詞頻度ランク #41561 · 青空 178
1
標準
suddenly
文例 · 用例
昭和五六年の頃より、つまり小林秀雄が文壇に現れて間もなくの頃より、文芸評論は頓に盛んになつて、現今猶益々盛んである。
中原中也 我が詩観 青空文庫
まして大宮浅間の噴泉の美は、何とであろう、磨きあげた大理石の楼閣台※も、その庭苑に噴泉がなかったら、頓に寂寞を感ずるであろう。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
なお登ると、二合二勺の室には水まで汲み込んだ樽が置いてあり、竈の側には、薪が三把ほど転がっている、防寒具を整えて来なかったが、これで焚火に事欠かないと解って、仮令天候が悪くっても、泊る宿があるという気強さが、頓に胸に溢れて来る。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
太郎の精神は頓に高揚して、妖術が使ひたくなる程だつた。
梶井基次郎 太郎と街 青空文庫
けげんな心持がするので、頓には言葉も出ずに起直ったまま二人を見ると、若僧が先ず口をきった。
幸田露伴 観画談 青空文庫
やがて眼界|頓に開けた所へ出れば、重畳せる群山波浪のごとく起伏して、下瞰すれば鬼怒の清流真っ白く、新しき褌のごとく山裾を迂ぐっている。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
余り馬鹿々々しいので、探険の勇気も頓に失せた。
岡本綺堂 雨夜の怪談 青空文庫
酔った時に概ねあらわれるのだが、この時は、この頃頓に増して来た政江の威厳に圧されたのであろう。
織田作之助 俗臭 青空文庫
作例 · 標準
十月に入り、朝晩の冷え込みが頓に厳しくなってきた。
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最近、彼女は大人びた表情を見せることが頓に増えた。
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景気の悪化とともに、倒産する企業のニュースを頓に耳にするようになった。
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頓に(とみに) — 幻辞.com