御伽話
おとぎばなし
名詞
標準
文例 · 用例
桃太郎と申せば、英国へ参ってから、当国で有名な御伽話「アリス・イン・ウォンダーランド」というのを何かの機会に読んだことがあります。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
偽りも御伽話の「舌切雀」「猿蟹合戦」「桃太郎」の如く、または白髪三千丈といふが如く、分りきつたる偽りは悪からず。
— 正岡子規 『俳句の初歩』 青空文庫
「僕が小さい時、」と恒夫は茂夫に云った、「御伽話やお化の話を沢山聞いたから、そのお返しなんだよ、屹度。
— 豊島与志雄 『同胞』 青空文庫
つまり、家庭の御伽話に資せんとするの微意なり。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
少しく語を解し自らも口が利けるようになれば、御伽話でもして聴かせる。
— 大隈重信 『現代の婦人に告ぐ』 青空文庫
一一五 御伽話のことを昔々という。
— 柳田国男 『遠野物語』 青空文庫
話手は多くの場合私一人で、その頃夢中になって読んでいた世界御伽話などの話をした。
— 中谷宇吉郎 『御殿の生活』 青空文庫
母はまだまだ云ひたきに、金のお日様、唖の驢馬、おとぎ噺が云ひたきに。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫