万夫
ばんぷ
名詞
標準
many people
文例 · 用例
山峡重なって中に川が流れ、一夫守って万夫を防ぐに足る要害である。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
今度の敵、多数とは申しながらも孰れも万夫の勇士、誠に危き命助かり申候」 これが勇の欺かざる述懐である。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
万夫婦は、思わず戸口の方へ眼をやった。
— 佐左木俊郎 『手品』 青空文庫
万夫婦は吃驚して声も出なかった。
— 佐左木俊郎 『手品』 青空文庫
白河二所の関とは一夫道にあたりて万夫も進まざる恐ろしき嶮岨、鬼も出づべしと思ひきや、淋しき町はづれにいかめしき二階づくり、火にぎやかにともし連ねたるを何ぞと近よれば、ここも一廓、秋風の吹かぬ処ぞかし。
— 正岡子規 『旅』 青空文庫
仕方なしに、もう出鱈目で、「前に聳え後に望む、一夫関に当れば、万夫も通さず、かくこそありけめ往時の武夫」とやったが、節も文句も出鱈目で、僅に自信のあるのは前の三句に過ぎない。
— 田中英光 『箱根の山』 青空文庫
元来この隣国の大将は、獅子王をも手打ちにすると聞えた、万夫不当の剛の者でおぢやれば、「あんちおきや」の帝とても、なほざりの合戦はなるまじい。
— 芥川龍之介 『きりしとほろ上人伝』 青空文庫
巨鬣掀潮噴雪花 万夫攅矛海門譁頼 山陽 * われ、すこしの閑をえて、以上の地に遊びたるは、二十八年、八月のことなりき。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
作例 · 標準
一人の英雄が万夫に匹敵する働きを見せた。
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その演説は万夫の心を揺さぶり、大きな感動を与えた。
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万夫を率いる将軍の采配は、見事なものだった。
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