女子供
おんなこども
名詞
標準
women and children
文例 · 用例
玉島のあたりははらかた釣りが夥しいが、女子供が大半を占めている。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
妹はいはゆる女子供のたぐひで固より論にも及ばぬが、自分は男一匹、しかも大小をたばさむ身の上である。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
「では、お話し申したか知らんが、女子供は馬鹿なもので、なにか此頃幽靈が出るとか申して、はゝゝゝゝ。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
同時にまた消防当局の提供する避難機関に対する一通りの予備知識と、その知識から当然生まれるはずの信頼とをもっておりさえすれば、たとい女子供でも、そうあわてなくてすむわけである。
— 寺田寅彦 『火事教育』 青空文庫
彼は二年間の貯蓄の三分の二を平気で擲って、錦絵を買い、反物を買い、母や弟や、親戚の女子供を喜ばすべく、欣々然として新橋を立出った。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
豆|煎り網のように大地は揺れ、地上のものはみな鳴り、小径から彼方の村へかけて裂いて投げつけるような女子供の叫び声が挙がる。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
どう見ても女子供の寄り付く柄ではない。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
「ええ、その入口迄は女子供も参りまする、夏の遊山場でな、お前様。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫