述べ立てる
のべたてる
動詞-一段
標準
to relate at great length
文例 · 用例
キルケのごとくすべての人間を動物に化することもあるが、また反対にとんでもない食わせものの与太者を大人物に変化させることもできるのは天下周知の事実であって事新しく述べ立てるまでもないことであろう。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
其意味を面倒に述べ立てるのは大袈裟だから止しますが、私は自分で小説を書くと其あとが心持ちが惡い。
— 夏目漱石 『『傳説の時代』序』 青空文庫
けれども、予は、あまり重大でもない事柄について彼が早口に述べ立てるおりの軽佻さと重々しさとの混じた調子によって、何となく恐れおののくような様子――動作と話振りとにおけるかなりの神経質な熱情――落着きのない興奮した態度に、幾度も気づかずにはいられなかった。
— THE ASSIGNATION 『しめしあわせ』 青空文庫
くどくどと述べ立てる源吉のいうことをだまってきいていたが、その言葉の切れるのを待って、「鰊場かせぎしたこたアあんのか?
— 島木健作 『鰊漁場』 青空文庫
そこで西洋の文学史を唯一の真と認めてかかるのは誤っていると、私は申したいのでありますが、ただそれだけなら別にここに述べ立てる必要もない。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
すると門番が敲くは敲くはと云いながら出て来て酔漢の管を捲くようなたわいもない事を呂律の廻らぬ調子で述べ立てる。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
和尚さんは猫のこうまんらしく述べ立てる口上を、にこにこして聞きながら、「うん、うん、それはお前の言うとおりだとも。
— 楠山正雄 『猫の草紙』 青空文庫
債権者の方では、上座に控えてる彼に対して、初めは丁寧に、それから縷々として、支払が余り延びてることや、自分の方の迷惑な事情や、または自分の立場の困ることなどを、真偽とりまぜて述べ立てる。
— 豊島与志雄 『「沈黙」の話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、昔の武勇伝を「述べ立てて」聞かせた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
証人は、事件の経緯を詳細に「述べ立てた」。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「そんなに長く「述べ立てる」必要はないだろう。」と友人は言った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite