其れなり
それなり
副詞頻度ランク #2508 · 青空 0 例
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in itself
文例 · 用例
何の約束もなく、思ひも懸けず行逢つたのに、ト見ながら行過ぎるうち、其れなり何事も無しには分れまい。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
) カン/\と鉦を叩きながら、提灯の燈を含みましたやうに、鼠の腰衣をふは/\と薄明るく膨らまして、行掛けに、鼻の下を伸ばして、足を爪立つて、伸上つて、見返つて、其れなり町の角を切れましたつて。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
私もその時はその気になつたのであつたが、不時の用意などはやつぱり其れなり怠りがちのものであつた。
— 徳田秋聲 『余震の一夜』 青空文庫
明日は歸れまい、明日は雨かも知れないと意味深く顏を見合して、其れなりぐつすり寢込んでしまふと、やがて曉方から突然變る氣候の寒さを感じてふと目を覺す。
— 永井壯吉 『歡樂』 青空文庫
お糸ちやんはもう其れなり向うの人になつちまふんだらう。
— 永井荷風 『すみだ川』 青空文庫
私は是非とも、新に二度目の飼犬を置くように主張したが、父は犬を置くと、さかりの時分、他処の犬までが来て生垣を破り、庭を荒すからとて、其れなり、家中には犬一匹も置かぬ事となった。
— 永井荷風 『狐』 青空文庫
實は一昨夜手紙を書終つた時には、一瞬間も早く返書に接したい爲めに讀返す暇さへなく其れなり郵送して仕舞つたが、後になつて考へて見ると、一時の感激に任して、婦人に送る最初の手紙としては餘りに、「わが愛する君よ」と云ふやうな文字が多過ぎたやうで、少からず不安の情に苦しめられた。
— 永井荷風 『新歸朝者日記』 青空文庫
一は早稻田大學の學園に擧行せられたる大隈伯の銅像除幕式にして、一は外務省構内に擧行せられたる故陸奧伯の其れなり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
作例 · 標準
この絵は有名ではないが、それなりに趣がある。
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小さな成功だが、それなりに意味がある。
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その問題は難しいが、それなりに面白い。
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標準
within its capacity
作例 · 標準
彼はそれなりに努力したが、目標には届かなかった。
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この機械は古いので、それなりにしか動かない。
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学生なので、それなりにしかお金を使えない。
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