文粋
もんずい
名詞
標準
文例 · 用例
よししげの保胤などと読む者の生じたのも自然の勢ではあるが、後に保胤の弟の文章博士保章の子の為政が善滋と姓の字を改めたのも同じことであって、為政は文章博士で、続本朝文粋の作者の一人である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
当時の文人の源|英明にせよ、源為憲にせよ、今|猶其文は本朝文粋にのこり、其才は後人に艶称さるる人々も、皆文時に請いて其文章詞賦の斧正を受けたということである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
塾生中の主なるものは掛川の宮崎健斎、上田の小島|順貞、対馬の塩田|良三、弘前の小野道悦、福山の内田養三、斎木文礼、岡西養玄、家守某、備中国松山の柳井柳仙、久留米の平川|良衛、棚倉の石川良宅、上野国高林の松本文粋、新発田の寺崎某、山形の志村玄叔等で、其他猶津山、忍、庄内等の子弟があつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
このついでにいう、『日本霊異記』や『本朝文粋』に景戒や嚢鈔』十三に羊僧とは口に法を説かざるをいう。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
一、ストラスブールグの聖ヨハネ学習院長哲学博士フーベルト・ウィンゲラート著、中学校用フランス文粋、中級第二部、一九〇二年七版、デュモン・ショーベルク出版。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
『本朝文粋』所載の都良香の「富士山記」に富士山者、在駿河国、峰如削成、直聳属天、其高不可測、歴覧史籍所記、未有高於此山者也。
— 木暮理太郎 『二、三の山名について』 青空文庫
○本朝|文粋に挙たる大江|匡衡の文に「天満自在天神或は塩梅於天下輔導一人帝の御こと或|日月於天上照臨万民就中文道之大祖風月之本主也」云云。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫