銀価
ぎんか
名詞
標準
文例 · 用例
銀価の下落を心配する苦労性、月給の減額に気を揉む神経先生、若くは身躰にもてあます食もたれの豚の子、無暗に首を掉りたがる張子の虎、来つて此|説法を聴聞し而してのち文学者となれ。
— 三文字屋金平 『為文学者経』 青空文庫
彼は火災保険生命保険の必要を論述せんとして曲亭馬琴の夢想兵衛を引き、日本に於ける金銀価格の歴史を論ぜんとして先哲叢談に朱舜水が日本金価廉也、中国百倍之といへるを引けり。
— 山路愛山 『明治文学史』 青空文庫
『そしてもし、奨励金の終極的傾向が明かに国内市場における穀物の平均価格を引下げるにあるならば、ある特定国における銀価の低廉、すなわち他の一切の貨物の高価に関する、スミス博士の正しい推理の全部は彼自身に囘答を与えることとなり、すなわちそれは穀物条例の反対論ではなく擁護論として用い得るものとなる。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
『奨励金が銀価に及ぼす作用は、同様に、その直接の影響としてはこれが減価であるが、しかしその間接の影響としては、おそらくこれが下落を防止する傾向がこれよりも有力であろう。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
富が増進するにつれて商業が農業を凌駕する時には、銀価が絶えず下落する傾向があり、そして農業が優越する時にはその反対の傾向がある。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
前世紀の前半中農業は商業以上に繁栄したと思われるが、銀価は、スミス博士によれば、たいていのヨオロッパ諸国において騰貴したと思われる。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
同世紀の後半中には、商業は農業の機先を制したと思われるが、その結果は通貨の不足によって相殺されることなく、銀価はあまねく低下した。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
そしてその当然の結果として、銀価はヨオロッパの残部より我国の方が多く低減しているのである。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫