無賃
むちん
名詞名詞-の形容詞
標準
charge-free
文例 · 用例
汽車の係員たちまでがこの白痴の少年には好意を寄せて無賃で乗車さす任意の扱いが出来たというから東北の鉄道も私設時代の明治四十年以前であろう。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
良心があるんだかないんだか、紳士的なんだか、超特級の泥棒根性なんだか……無賃乗車で行って用を足して引返して来て、乗らない顔をしているみたいなもので、ややこしい心理状態もあればあるものですね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
……聞いて、眞實にはなさるまい、伏木の汽船が、兩會社で激しく競爭して、乘客爭奪の手段のあまり、無賃銀、たゞでのせて、甲會社は手拭を一筋、乙會社は繪端書三枚を景物に出すと言ふ。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
凡そ大阪にて無一文の時二、三十人の壮士をして無賃宿泊の訴えを免れしめ、梅清処塾の書生として事なく三週間ばかりを消過せしめしは男子よりはむしろ妾の力|与りて功ありしならんと信ず。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
其処に丁度隣りの一家族の上京――で、頼んで無賃で乗せて行つて貰へるのを喜んだ。
— 田山花袋 『朝』 青空文庫
にも不拘、常に此新山堂下の白狐龕を無賃の宿として居るといふ事も亦、自分の聞き知つて居る處である。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
にも不拘、常に此新山堂下の白狐龕を無賃の宿として居るといふ事も亦、自分の聞き知つて居た処である。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
」といふので、近眼の書肆は慌てて膝頭から尻の周囲を撫でまはしてみたが、そこには鉄道の無賃乗車券らしいものは無かつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
美術館は無料で入ることができ、無賃で芸術鑑賞を楽しめる。
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今日はイベントのため、交通機関が無賃で利用できる日だ。
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無賃で利用できるサービスが増え、市民の利便性が向上した。
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