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右筆

ゆうひつ
名詞
1
標準
private secretary
文例 · 用例
折柄秀吉は征韓の志を起し、武備兵糧を充実させた時であったから、天性の豪気いよいよ盛んに、直ちに右筆をして、呂宋総督マリニャス宛ての勧降の書を認ためしめ、末段に「来春、九州肥前に営すべし、時日を移さず、降幡を偃せて来服すべし、もし匍匐膝行遅延するに於ては、速かに征伐を加うべきや必せり」と記させた。
国枝史郎 秀吉・家康二英雄の対南洋外交 青空文庫
すると右筆等は集まつて、文宣公とは、どんな神様であらうかと色々評議をしたけれども、時の智者を集めた右筆仲間で、文宣公を知つて居るものがなかつた。
勝海舟 黙々静観 青空文庫
それで右筆もやうやく合点が行たといふことだ。
勝海舟 黙々静観 青空文庫
この話は、実に面白いではないか、右筆といえば、今の秘書官だが、宰相の片腕ともなるべきこの右筆が、孔子の名さえ知らないといえば、その人の学問も大抵は知れる。
勝海舟 黙々静観 青空文庫
然るに、不思議のことは、孔子の名さえ知らない右筆を使つた時の政治より、万能膏の秘書官を使ふ時の政治が、格別優つても居ないといふ事だ。
勝海舟 黙々静観 青空文庫
この他槍奉行、旗奉行、御蔵奉行、御料人様衆、御小姓衆、御しょう堂様衆、御|同朋衆、御使者番、御右筆衆、御伽衆、御茶堂衆に至るまで、その数およそ五百人、座を圧して居流れていた。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
九州天草大矢野郷越野浦の郷士であり曾ては小西行長の右筆まで為た増田甚兵衛の第三子でありましたが何より人を驚かせたのは其珠のような容貌で、倫を絶した美貌のため男色流行の寛永年間として諸人に渇仰されたことは沙汰の限りでありました。
国枝史郎 天草四郎の妖術 青空文庫
それから、芸事の芸事たるめききというものは、その道のものがしなければならない、金茶や木口の輩が、御右筆の下っぱのおっちょこちょいを相手に、人選をするとは怪しからん。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代、武将の元には右筆が仕え、書状の作成や記録を行っていた。
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彼は藩主の右筆として、機密文書の管理と筆写の任務を全うした。
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右筆の役割は、正確な記録を残すことであり、その責任は重い。
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ウィキペディア

右筆(ゆうひつ)は、中世・近世に置かれた武家の秘書役を行う文官のこと。文章の代筆が本来の職務であったが、時代が進むにつれて公文書や記録の作成などを行い、事務官僚としての役目を担うようになった。執筆(しゅひつ)とも呼ばれ、近世以後には祐筆という表記も用いられた。

出典: 右筆 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0