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食道鏡

しょくどうきょう
名詞
1
標準
esophagoscope
文例 · 用例
けれども痛いのは相変らず痛いというので、それでは食道鏡を入れてみようという事になった。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
松浦先生は食道鏡というものを初めて見たらしかったが、奇妙な恐ろしい恰好の椅子に坐らせられて、二名の看護婦に両手を押えられたまま食道鏡の筒をさしつけられると、フト又青い顔になって遠藤博士を見上げた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
あれは西洋で初めて食道鏡を使った時の失敗談で、手先の器用な日本人だったら、あんなヘマな事をする気遣いはありませんよ。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
サア、御心配なく口を開いて……もっと上を向いて……そうそう……」 食道鏡が突き込まれると、松浦先生は天井を仰いだまま、開口器を噛み砕くかと思うほど苦悶し初めた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
遠藤博士も苦笑しいしい、今一度食道鏡を突込んだ。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
しかしその時には松浦先生の食道が、一面に腫れ爛れて、食道鏡が一寸|触っても悲鳴をあげる位になっていたので、若い医員はスコポラミンの注射をしてから食道鏡を入れた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
けれども、ここで又三回ほど食道鏡を出したり入れたりされているうちに、松浦先生はもうフラフラになってしまった。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫