一種独特
いっしゅどくとく
形容動詞
標準
unique
文例 · 用例
彼の信仰の中には、仏教的な輪廻永生思想があり、それがヘルンらしい純情の詩人的想像によって、一種独特の人生観にまで展開していた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
一体の地面よりは一段高い芝生の上に小さな猪口の底を抜いて俯伏せにしたような円錐形の台を置いて、その上にあの白い綺麗なボールを載せておいて、それをあのクラブの頭でひっぱたくと一種独特の愉快な音がする。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
彼の論文のスタイルはコンサイスで一種独特の風貌がある。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
要するに貴方の小説に有り余る程出てくるのは一種独特のムードでしょう。
— 夏目漱石 『木下杢太郎著『唐草表紙』序』 青空文庫
「海人」の仕舞でも地謡(梅津朔造氏、山本毎氏)が切々と歌っているのに、翁は白い大きな足袋を静かに静かに運んでいた身体附が一種独特の柔か味を持っていた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
浅草公園内のチンピラ 浅草公園内のチンピラは一種独特のものである。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
「ペンドラムの姿を発見したならば、一切の声がとどかぬ間にあらゆる窓々の扉を有無なく閉ぢて、耳には蝋をつめろ、彼奴は一種独特な笛吹きの術と弁舌をもつて人をたぶらかす手腕に長けてゐて、聴く者あらば必ずその心を囚へ去り……」「バアバアル……一体これは何うしたら好からうか。
— 牧野信一 『酒盗人』 青空文庫
馬も亦、決して専門の競馬用のものではなくつて、普段は野良に出て田を耕したり、馬車を曳いたりしてゐる労働馬を並べて、一種独特の地方色に富んだ競技を戦はすのであつた。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
作例 · 標準
彼の作品には、他の誰にも真似できない一種独特の魅力がある。
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その喫茶店は、レトロモダンな一種独特の雰囲気を醸し出している。
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彼女のファッションセンスは一種独特で、いつも周囲の目を引く。
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