井桁
いげた
名詞
標準
well curb consisting of wooden beams crossed at the ends
文例 · 用例
大きな井桁、堂々とした石の組み様、がっしりしていて立派であった。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
その小児に振向けた、真白な気高い顔が、雪のように、颯と消える、とキリキリキリ――と台所を六角に井桁で仕切った、内井戸の轆轤が鳴った。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
工学士は、井桁に組んだ材木の下なる端へ、窮屈に腰を懸けたが、口元に近々と吸った巻煙草が燃えて、その若々しい横顔と帽子の鍔広な裏とを照らした。
— 泉鏡花 『木精(三尺角拾遺)』 青空文庫
「駿河町」の絵を見ると、正面に大きな富士がそびえて、前景の両側には丸に井桁に三の字を染め出した越後屋ののれんが紫色に刷られてある。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
土間は真中に新しい黒い藁灰を入れて巨大な堅炭が三角の井桁に重なり合ったまま起っている。
— 夢野久作 『お茶の湯満腹談』 青空文庫
船は緑の岩の上に、浅き浅葱の浪を分け、おどろおどろ海草の乱るるあたりは、黒き瀬を抜けても過ぎたが、首きり沈んだり、またぶくりと浮いたり、井桁に組んだ棒の中に、生簀があちこち、三々五々。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
工學士は、井桁に組んだ材木の下なる端へ、窮屈に腰を懸けたが、口元に近々と吸つた卷煙草が燃えて、其若々しい横顏と帽子の鍔廣な裏とを照らした。
— 泉鏡花 『三尺角拾遺』 青空文庫
古色の夥しい青銅の竜が蟠って、井桁に蓋をしておりまして、金網を張り、みだりに近づいてはなりませぬが、霊沢金水と申して、これがためにこの市の名が起りましたと申します。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
標準
pattern resembling the symbol #
標準
number sign