幻辞.com

獰悪

どうあく
形容動詞
1
標準
violent
文例 · 用例
たとえ相手の乗客が不正行為をあえてしたという証拠らしいものがよほどまでに具備していたにしても、人の弱点を捕えて勝ち誇ったような驕慢な獰悪な態度は醜い厭な感じしか傍観している私には与えなかった。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
当時遠島を申し渡された罪人は、もちろん重い科を犯したものと認められた人ではあるが、決して盗みをするために、人を殺し火を放ったというような、獰悪な人物が多数を占めていたわけではない。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
それに東の廊下にある判官の木像は、青い顔に赤い鬚を生やしてあるのでもっとも獰悪に見えた。
田中貢太郎 陸判 青空文庫
十六世紀のバイエルン人、ウルリッヒ・シュミットの『ラプラタ征服記』のドミンゲズの英訳四三頁に当時のドイツ人信じたは、、井中にあるを殺すには、鏡を示して自らその顔の獰悪なるに懼れ死にせしむるほかの手なしと。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
もしや瑪哈沁(この地方でいう追剥ぎである)ではないかと疑って、草むらに身をひそめて窺うと、一人の軍装をした男が磐石の上に坐って、そのそばには相貌|獰悪の従卒が数人控えている。
閲微草堂筆記(清) 中国怪奇小説集 青空文庫
殊にその木像が甚だ獰悪である上に、周囲には古木うっそうとして昼なお暗いほどであるので、夜は勿論、白昼でもここに入るものは毛髪おのずから立つという物凄い場所であった。
続夷堅志・其他 中国怪奇小説集 青空文庫
背ひれは剣のようにとがって、見るから獰悪の相をそなえた魚である。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
が、遉に獰悪らしいこの男も、裁判長の厳かな死刑の云い渡しを受けると、顔の色をサッと易えて、頭を低くうなだれました。
菊池寛 ある抗議書 青空文庫
作例 · 標準
獰悪な犯罪は、社会に大きな不安を与える。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は獰悪な顔つきで相手を睨みつけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その動物は獰悪な性格で、誰も近づこうとしなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
獰悪(どうあく) — 幻辞.com