若人
わこうど異読 わかうど・わかびと
名詞頻度ランク #39780 · 青空 378 例
標準
young person
文例 · 用例
北の屋蔭の苔むしたる井筒に、新調の洋服涼しげなる若人二人、巴里形の麥藁帽子見よげにかぶりて、細き櫻のステツキを手すさびに振り上げ、花もまだきなる紫陽花の葉を叩きつ、あやめを隔ててこなた、うちまもり給へるなりけり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
縁日あるきの若人たち、愼まずばあるべからず、と唐の伯父御が申さるゝ。
— 泉鏡太郎 『麥搗』 青空文庫
それにまた、青春の感激だとか、若人の誇りだとかいう言葉は、聞いて寒気がして来て、とても、あの、ハイスクール・スピリットとかいうものには、ついて行けなかったのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
六年生の兵太郎君がせんとうで、ほかの者は、そのあとに二列にならび、げんきよく、「世紀の若人」の歌をうたってゆきました。
— 新美南吉 『草』 青空文庫
ともあれ、すべては血に燃え、肉慾に狂ふ、放逸な若人達の織りなした一つの悲劇だつた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
あまりによく筋肉が締り過ぎたが故に厳しい縄目のあとのように憂愁の隈さえ見える、あの青白く逞しいミケラアンゼロの若きダビデの像に似た肩と胸と腕を持つ若人に食べて貰いたいものです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
すればわたくしはその若人の体内のヴィタミンのようにでもなってその人の生涯に生きて行くであろう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
吹角みちのくの谷の若人、牧の子は若葉衣の夜心に、赤葉の芽ぐみ物|燻ゆる五月の丘の柏木立をたもとほり、落ちゆく月を背に負ひて、東白の空のほのめき――天の扉の真白き礎ゆ湧く水のいとすがすがし。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
作例 · 標準
若人の間では、新しいSNSアプリが流行っている。
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