東隣
ひがしどなり
名詞
標準
文例 · 用例
廿五日、丙寅、和田平太胤長の屋地、荏柄の前に在り、御所の東隣たるに依りて、昵近の士、面々に頻りに之を望み申す、而るに今日、左衛門尉義盛、女房五条局に属して、愁へ申して云ふ、彼地は適宿直祗候の便有り、之を拝領せしむ可きかと云々、忽ち之を達せしむ、殊に喜悦の思を成すと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
村の東端に小學校があり、その小學校のさらに東隣りが牧場であつた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
村の東端に小学校があり、その小学校のさらに東隣りが牧場であった。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
遊芸園の東隣の女子学校へ、巡邏の支那兵が昼間|闖入した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
大東館の東隣りなる望雲館へ出かけた。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
自分の一家がいったん東京へ移ってから再び郷里に帰った頃は重兵衛さんの家は宅のすぐ東隣の邸に移っていた。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
新右大臣の家はすぐ東隣であった。
— 竹河 『源氏物語』 青空文庫
東隣りは大きな部屋だが畳を上げて物置になっていて、どういうものか鼠の奴がうんといる。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫