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来室

らいしつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
来室町幕府にあっては、斯波、畠山、細川の三家を三職と云い、相互に管領に任じて、幕府の中心勢力となって来た。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
それらの何分の一かは、明らかに現在分裂病と云われている者であり、東大神経科の外来室に居る患者と異るところがなかったのである。
坂口安吾 精神病覚え書 青空文庫
文士の応接間と精神病院の外来室とは似たようなところだと僕は思った。
坂口安吾 精神病覚え書 青空文庫
僕の応接間でもそうであるが、精神病院の外来室に於ても、患者たちが悩んでいる真実のものは、潜在意識によってではなく、むしろ、激しい祈念と反対の現実のチグハグにある、と見るのが正しいのだ、ということを。
坂口安吾 精神病覚え書 青空文庫
僕の応接間と、精神病院の外来室との違うところは、外来室に於ては、彼らは自らの意志ではなく、他の人々にすゝめられて来ており、従って、医者に対しては外部的なことだけしか語らないが、僕の応接間では、彼らは自らの意志によって来ており、主として内部的なことを語ろうと努力していることの相違である。
坂口安吾 精神病覚え書 青空文庫
彼女は膝と足を紐と手拭様のもので二ヶ所縛られ、その夫と思われる者、又、も一人の肉親の一人と思われる青年の二人に抱かれて外来室へ運びこまれてきた。
坂口安吾 精神病覚え書 青空文庫
東大の外来室では、千谷さんの見わけによって、重症であり、兇暴であると判断せられたものは、松沢へ送られる習慣であり、従って、僕の病棟では、脳梅毒患者をのぞいて、ひどい患者はいなかった。
坂口安吾 精神病覚え書 青空文庫
来室内の燈し火は、冬は幾らか明るくし、夏は幾らか暗くすべきである。
谷崎潤一郎 陰翳礼讃 青空文庫