様以
ようもっ
名詞
標準
文例 · 用例
いまにどんな風が吹き出すか、神様以外には誰にも分りそうもない。
— 寺田寅彦 『夕凪と夕風』 青空文庫
真に心の癖のないよい女性は対のお母様以外にありません。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
二条の院の女王様から時々は逢いに出て来い、それきり来ようとしないのは私を愛していないのだろうなどとおっしゃってくださるおりもございますが、縁起の悪い姿になった私は、もう阿弥陀様以外にお逢い申したい方もございません」 などと弁の尼は言った。
— 宿り木 『源氏物語』 青空文庫
ともかくもどちらかお一人にきめておしまいなさいましよ、宮様も殿様以上に誠意を持っておいでになるのでしたら、それでもよろしいではありませんか。
— 浮舟 『源氏物語』 青空文庫
ある時内田はもう娘らしく生長した葉子の手を堅く握って、「お前は神様以外の私のただ一人の道伴れだ」などといった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
葉子は木村の事については、木村のいわゆる神様以上に木村の未来を知りぬいているのだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
たとえば、世の中にはずっと清潔な心と自制心とを持った男がと考える暇もなく、それは嘘だ、皆んな貴様と同様なのだ、たぶん貴様以上なのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」「それが奇怪な事には、旗太郎様以外に、四人の帰化入籍をされた方々が加わっております。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫