苦薬
くやく
名詞
標準
bitter medicine
文例 · 用例
蕗のとうのあのほろ苦い――冬中の苦難と春さきの希望を舌に思わすような香と味は――あれは苦いまずいといって嫌う人もあるが、好む人はいたくその苦味と苦薬の香を愛するのである。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
では香がなくまた淋し過ぎない花として桜はどうか、牡丹、しゃくやく、の花はどうか。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
馬は舞台に出るほかに、つぎの土地へうつっていくとき、赤いラシャの毛布などをきて、荷車をひくやくめをもしていました。
— 新美南吉 『正坊とクロ』 青空文庫
」「西洋しゃくやく雪の越。
— 太宰治 『めくら草紙』 青空文庫
鰌の五感は鳴り響けり、彼らは粗野なり、真に驚く、鰌のをどるは苦しきなり、彼いま燦爛かくやくたる光に飛ぶ。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
東京かくやくの夏の日は、今子午線の上にかかれり。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
かくやくの夏の日は、今子午線の上にかかれり。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
『親父はおれを蓆の上で、虱と一緒に育てはしたが、全くやくざな親父ではあつたが、親は親だ、なえ、親は親だと、おれはさう思つて孝行をして來た。
— 水野仙子 『醉ひたる商人』 青空文庫
作例 · 標準
「良薬口に苦しというけれど、この苦薬を毎日飲むのはかなりの苦行だね」
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子供の頃、母親に無理やり飲まされた粉状の苦薬の味が今でも忘れられない。
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薬剤師は、苦薬を飲みやすくするためにオブラートに包んで服用することを勧めてくれた。
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