紫羅欄花
あらせいとう異読 アラセイトウ
名詞
標準
garden stock (Matthiola incana)
文例 · 用例
岩石のはざまよりは、青き迷迭香(ロスマリヌス)、赤き紫羅欄花など生ひ上りたるが、その巓にはチウダレイクスが廢城の殘壁ありて、猶|巍々として雲を凌げり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
紫羅欄花、帽子の帶の縁にさした人柄な前立。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
瑠璃草、紫羅欄花、罌粟の花、どんなに嫖緻の好い子よりも、おまへたちの方が、わたしは好だ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
青い迷送香、赤い紫羅欄花、アネモネ、薔薇、そして枝も撓わなミモザ。
— 長谷川時雨 『モルガンお雪』 青空文庫
」 彼は、一方には黄楊や、林檎や、梨や、櫻桃等の樹が立ち並び、他方の花壇には古めかしい樣々の花、紫羅欄花や、亞米利加撫子、櫻草、三|色菫などが青萵や、薔薇やその他樣々な香氣のある草に混つて繁り合つてゐる散歩道を逍遙つて行つた。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
が、それでも時には、さすがに飾電灯ばかりは煌々として雪白の食卓布の上一杯に、紫羅欄花やチューリップ、ダアリアなぞの飾られた広い森閑とした食堂で、たった一人でナイフを動かしている侘しさを身にしみじみと感ぜぬわけにはいかなかった。
— 橘外男 『陰獣トリステサ』 青空文庫
ここの婆さんを頼んで使にやると、お極りでにおいあらせいとうを買って来やがる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
四十四年十二月 あらせいとう人知れず袖に涙のかかるとき、かかるとき、ついぞ見馴れぬよその子があらせいとうのたねを取る。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日紫羅欄花について考えている。
紫羅欄花という言葉は日本語で重要だ。
彼は紫羅欄花の意味を理解している。
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