碧巌
へきげん
名詞
標準
文例 · 用例
御堂は颯と松風よりも杉の香檜の香の清々しい森々とした樹立の中に、青龍の背をさながらの石段の上に玉面の獅子頭の如く築かれて、背後の大碧巌より一筋水晶の滝が杖を鳴らして垂直に落ちて仰ぐも尊い。
— 遺稿 『遺稿』 青空文庫
左に碧くそそり立つのが碧巌峰である。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
朝の読書はほんとうによい、碧巌第二則、至道無難、趙州和尚の唇皮禅に敬服する。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
今朝は碧巌の雲門日々好日を味読した。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
夜は碧巌録を読む、いつ読んでもおもしろい本である、宗教的語録として、そして文芸的表現として。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
碧巌を読む、碧巌はいつ読んでもなんど読んでも興が深い、そこに禅の語録の味はひがある。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
△芭蕉撰集を読む、それは碧巌録のやうである、私には。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
それかと思うと、その頃|碧巌を見たり無門関を見たりしていたので、禅定めいた contemplatif な観念になっている時もある。
— 森鴎外 『カズイスチカ』 青空文庫