従頭
じゅあたま
名詞
標準
文例 · 用例
読んで幼稚な頭で面白いと感じた丈だ、それも聞怯して、従頭面白いに極めて掛って、半分は雷同で面白いと感じた丈だ。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
叔父の事にしては、家が怎うならうと、妻子が甚事は従頭念頭にない。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
此に至つて釈氏をして惑哉肉眼吾今観之、従頭至足無一好也と罵り、又た、其内甚臭穢、外為厳飾容、加又含毒蟄劇如蛇与竜と叫び、更に又た、婦人非常友、如燈焔不停、彼則是常怨猶如画石文云々等の語を発せしめ、東洋の厭世教をして長く女性を冷遇するの積弊を起さしめたり。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
「だが、要するに獣人だ、平気で嘘を云うかもしれない」 こう云ったのは吉備主で彼は本城の侍従頭で、瀟洒たる風采の持ち主であった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
」 こう横から口を出したのは、侍従頭の吉備|主であった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
侍従頭の吉備主、若い色白の厭味な男!
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
「いざ此方へ」と云ったのは、侍従頭の吉備主であった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
時節は既に冬近くなっていたが南国の山水はまだ夏のようであったと見えて、枕山は「南中景物従頭錯。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫