艀
はしけ
名詞
標準
lighter
文例 · 用例
ざまあ見やがれ、鼻血なんぞだらしなく垂らしやがって―― 私は、本船から、艀から、桟橋から、ここまでの間で、正直の処全く足を痛めてしまった。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
」 観音丸の船員は累々しき盲翁の手を執りて、艀より本船に扶乗する時、かくは呟きぬ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
八人の船子を備えたる艀は直ちに漕寄せたり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
その友は二人分の手荷物を抱えて、学生は例の厄介者を世話して、艀に移りぬ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
艀は鎖を解きて本船と別るる時、乗客は再び観音丸と船長との万歳を唱えぬ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
得たりやと、波と風とはますます暴れて、この艀をば弄ばんと企てたり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
私の多少当が外れた気持ちが、私がこの家へ出入のときに眼に映る店先での娘の姿や、窓越しに見る艀板の上の娘の姿にだんだん凝って行くのであった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
艀舟から本船に荷物を積み入るる人々の掛聲は殊に興が深い。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
作例 · 標準
港には、大型船から荷物を積み替える艀が何艘も停泊していた。
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艀を使って、重い建設資材を運搬した。
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潮の流れに乗って、艀はゆっくりと川を下っていった。
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