反らせる
そらせる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to bend
文例 · 用例
「いき」な手附は手を軽く反らせることや曲げることのニュアンスのうちに見られる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
両唇の角をちょっと上へ反らせるとひとを焦らすような唇が生き生きとついていた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
」 私は不平の声をあげるのですが、止むなく凝つと堪へて、星の望遠鏡のことなどに思ひを反らせるのですが(あゝ、あれもこの頃すつかり忘れてしまつた!
— 牧野信一 『早春のひところ』 青空文庫
彼女は、腰を反らせるとくしゃくしゃ両手で眼を擦りながらとってつけもなく、「あああ、眠くなっちゃった」と大きな生欠伸をした。
— 宮本百合子 『縫子』 青空文庫
しかし彼は苦笑したぎり、「お前までヒステリイになっては困る」と話を反らせるのを常としていた。
— 芥川龍之介 『玄鶴山房』 青空文庫
矢代はつい湿って来た眼を人に見られたくはなかったので、室内から視線を外に反らせるように心がけた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
うしろから、宏子は片手で手摺を握り、わざとその手に重心をもたせて体を反らせるような恰好をしながら、ゆっくり、ゆっくり跟いてゆく。
— 宮本百合子 『雑沓』 青空文庫
風の中の美くしい女怪、わたしの髪にじやれ、わたしの机の紙を翻へし、わたしの汗を乾かし、わたしの気分を浅瀬の若鮎のやうに、溌溂と跳ね反らせる風。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
作例 · 標準
彼は体をしなやかに反らせて、見事なバック転を決めた。
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先生は生徒に、背筋を反らせて姿勢を正すよう指導した。
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疲れた体を反らせるように伸びをすると、気分がすっきりした。
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