黜陟
黜陟
名詞
標準
文例 · 用例
些か後悔した武帝が、しばらく後に彼を中書令に取立てたが、官職の黜陟のごときは、彼にとってもうなんの意味もない。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
末広一雄君の『人生百不思議』に日本人は西洋人と変り神を濫造し黜陟変更するといった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
末広一雄君の『人生百不思議』に曰く、日本人は西洋人と異なり、神を濫造し、また黜陟変更すと。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
事件落着後清廷が目覚めて改革を行わんとするや、川島は粛親王府に厚聘されて警務学堂を創設し、毎期四百名の学生を養うて清国警察を補充し、啻に学堂教務を統ぶるのみならず学堂出身者の任命の詮衡及び進退|黜陟等総てを委任するという重い権限で監督に任じた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
人殺しどころか人を黜陟したと云うこともなかった。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
故に下等士族は、その下等中の黜陟に心を関して昇進を求れども、上等に入るの念は、もとよりこれを断絶して、その趣は走獣あえて飛鳥の便利を企望せざる者のごとし。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
内閣にしばしば大臣の進退あり、諸省府に時々官員の黜陟あり。
— 福沢諭吉 『学者安心論』 青空文庫
一、官には黜陟・与奪の権あるゆえ、学校の法を厳にし、賞罰を明らかにすべし。
— 福沢諭吉 『学校の説』 青空文庫